A-yan Tokyo(えーやん とうきょう)とは
元 阪神・淡路大震災ボランティアを中心に
1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災の直後、日本全国から数多くの救援ボランティアが神戸に集まり、復興支援活動に関わりました。
数ヵ月が経ち、多くのボランティアが自分の生活に戻っていきましたが、神戸との関わりを持ち続けたいと考えるボランティアを中心に「A-yan Tokyo」は1995年4月に東京で結成されました。
結成当初は、被災された方や、復興支援に関わっているボランティアの方などを招いて、関東での報告会の運営や開催を行いました。当時のメンバーは社会人となり、災害関連や国際NGO/NPO職員、会社員や僧侶、福祉や医療の専門職等になりましたが、時間をみつけてはその後に発災した災害での支援活動をそれぞれの思いでいまも続けています。「東京災害ボランティアネットワーク」他にも参加しています。
また、被災地の現状をより多くの人々に伝えるために、実際に被災地を訪ねて話を聞き、その話をまとめた冊子『震災が残したもの』を自費出版しています。
東日本大震災後も
東日本大震災後は、メンバーそれぞれの形で東北の支援に関わり、その報告や神戸との関わりを考えるシンポジウムを開催しました。
また2013年には、神戸の声を復興のヒントにしてほしいと『震災が残したもの』全巻をセットにして、福島・宮城・岩手の公立図書館に寄贈しました。
現在は阪神・淡路大震災の被災地で活動をしたボランティアだけではなく、東日本大震災後に加わった新たなメンバーもおり、東京を中心に約30名の会員で運営しています。
なお「A-yan」という名称は、関西の人がよく使う「ええやん」という言葉からきています。
写真は2013・2014年のシンポジウムの様子
これまでの主な活動(カッコ内は開催場所)
1995/05/14 阪神大震災ボランティア報告会「私たちが見た神戸〜阪神大震災はなにを問いかけたのか」(青山ダイヤモンドホール)運営協力
1995/05/21 東京グリーンウォーク(調布)参加
1995/09/30 『震災が残したもの』発行
1995/09/30-10/1 「国際協力フェスティバル」(日比谷公園)参加
1995/10/01 「長田発〜アジア秋祭り」(神戸市長田区)運営協力
1995/10/08 「イサーン・ポン・ラーン東京公演」(豊島公会堂)運営協力
1996/01/14 報告会「震災1年。神戸のこれから、東京のこれから」(飯田橋セントラルプラザ)開催
1996/05/19 「“共に考えよう私たちにできること”神戸活動報告会in東京」(早稲田奉仕園セミナーハウス)運営協力
1996/07/28 阪神・淡路大震災現状報告会「仮設住宅のいま・これから 第1回 住民の目を通して」(東京いきいきらいふ推進センター)開催
1996/09/29 阪神・淡路大震災現状報告会「仮設住宅のいま・これから 第2回 ボランティアの立場から」(東京いきいきらいふ推進センター)開催
1996/10/06「神戸発ぼちぼち村in雑居まつり」(世田谷区立羽根木公園)参加
1996/11/17 阪神・淡路大震災現状報告会「仮設住宅のいま・これから 第3回 街づくりと仮設住宅」(かながわ県民センター)開催
1997/01/17 『震災が残したもの 2』発行
1997/01/25 防災ギャザリング'97 from かながわ(かながわ県民センター)でシンポジウム担当
1998/01/17 『震災が残したもの 3』発行
1998/01/18 防災ギャザリング’98 from かながわ(かながわ県民センター)でシンポジウム担当
1998/10/10 「神戸発ぼちぼち村in雑居まつり」(世田谷区立羽根木公園)参加
1999/01/15 第2回阪神淡路大震災被災者支援コンサート 横浜公演(神奈川県立音楽堂) 運営協力
1999/01/17 『震災が残したもの 4』発行
2000/01/17 『震災が残したもの 5』発行
2001/01/17 『震災が残したもの 6』発行
2002/01/17 『震災が残したもの 7』発行
2003/01/17 『震災が残したもの 8』発行
2004/01/17 『震災が残したもの 9』発行
2005/01/17 『震災が残したもの 10』発行
2006/01/17 『震災が残したもの 11』発行
2007/01/17 『震災が残したもの 12』発行
2009/01/17 『震災が残したもの 13』発行
2013/03/11 『震災が残したもの 14』発行
2013/04/21 シンポジウム「3年目の東北、そして18年目の神戸から」(東京都生協連会館)開催
2014/06/15 シンポジウム「4年目の東日本大震災、そして20年目の阪神・淡路大震災を見据えて」(東京都生協連会館)開催
2016/06/05 『震災が残したもの 15』Web版公開
2021/03/11 『震災が残したもの別冊 僕たち・私たちの震災』発行
新聞掲載記事一覧(地方版も含む)
1998/01/15 阪神大震災 忘れないで 被災地の今、小冊子に(読売新聞)
1998/01/24 3冊目の震災文集 東京のグループ発行(毎日新聞)
1999/01/13 震災4年 神戸は今 インタビュー集(読売新聞)
1999/01/25 阪神大震災でボランティア 関東の若者グループ 神戸への「思い」文集に(産経新聞)
1999/03/08 福祉新聞 三念帖
1999/03/04 心の大切さを実感 震災が残したもの4 えーやんとうきょうが刊行(教育新聞)
2000/01/11 心の復興まだ 阪神大震災聞き書き 首都圏の若者ら、5冊目出版(朝日新聞 夕刊)
2000/01/12 被災者の声、冊子に 東京のボランティア第5集発行へ(東京新聞 夕刊)
2001/01/16 被災者の声 語り継ぐ「震災が残したもの」第6集を自費出版 課題と現実に耳傾け(朝日新聞)
2001/01/29 ボランティア経験引き継ぎ 関東の若者 震災伝える(日本経済新聞 夕刊)
2002/03/08 日本経済新聞 窓
2002/04/10 「震災が残したもの」7冊に 関東のボランティア(神戸新聞)
2002/06/03 被災地・神戸の今を伝える小冊子(読売新聞)
2002/08/28 今年も聞き書き取材 関東のボランティア来神(神戸新聞)
2003/04/05 阪神被災者の声聞き取り ボランティア団体が冊子(読売新聞)
2003/05/09 インタビュー「震災が残したもの」第8集が刊行(神戸新聞)
2003/07/29 ボランティア始動 南郷町に調整役のセンター「阪神」経験者から指南受け(毎日新聞)
2004/01/18 阪神大震災9年 再生への道 第19部 記憶と記録をつなぐ 歴史的災害の検証 防災の道しるべに(読売新聞)
2004/04/03 聞き語り集の第9巻を発行 宮城・大地震など取材(朝日新聞)
2004/04/29 市民の目で見る復興の歩み 東京の震災救援ボランティア 今年も本出版(神戸新聞)
2004/05/17 関連図書紹介 震災が残したもの9(防災情報新聞)
2005/01/07「震災が残したもの」第10巻発行 被災者の生の声伝えたい(神戸新聞夕刊)
2005/01/15 被災者の軌跡伝え続けて 東京の市民団体、インタビュー集10作目(日本経済新聞)
2005/01/17 思い重ね 道は続く タイムカプセル10年ぶり開封 あの日から私へ エール233通(朝日新聞)
2005/01/17 防災情報新聞
2005/02/14 福祉新聞
2006/01/15 震災の教訓問い続けたい 被災者の記録 11年目も発行へ 東京のグループ「答えまだ」(日本経済新聞)
2006/10/23 神戸新聞 あ・ん「ふ・ほ・ん・い」
2007/04/16 被災者インタビュー 関東の市民団体 第12集を発行(朝日新聞)
2007/05/09 冊子「震災が残したもの」発行 東京のボランティア(神戸新聞)
2009/04/16 震災インタビュー第13集完成 関東のボランティアら(神戸新聞)
2013/03/05 一人ひとりの生きざまが胸に迫る(震災取材ブログ)(日本経済新聞)
2013/03/25 被災者の声を伝える冊子 「阪神」後発刊 14冊目「東日本」も収録(読売新聞)
2013/03/29 東日本と阪神大震災 被災者の声集め冊子(朝日新聞)
2013/03/30 被災者らの声を記録 第14集発行(神戸新聞)
2013/04/01 被災者の”今”ありのままに 被災者の声を聞き18年(千葉日報)
2013/08/26 東京の市民団体 「阪神」経験談全14集「東日本」被災3県寄贈へ(河北新報)
2013/10/06 「阪神の声」通じる思い 図書館へ贈呈、「施策のヒントに」(朝日新聞)
2013/10/11 阪神・淡路の被災者インタビュー集「震災が残したもの」18年間の記録 東北へ(神戸新聞)
2014/06/16 阪神・淡路20年見据え 東京で被災者支援テーマにシンポ(神戸新聞NEXT)
2015/01/18 被災地に寄り添い20年(朝日新聞)
2020/01/19 災間社会に阪神・淡路が残したものとは(神戸新聞 日曜版)